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鶏が先か、卵が先か・・・

世界的不況・・・こういうご時世になってくると、

どの企業もお金が先行してしまう。しかも短期的な。


ご承知の通り、当たり前になりすぎて、今までの目に見えて

こなかった、もしくは実感のなかった金融の仕組みが見える

形で崩壊しつつある。


ある社長は、金融機関の与信機能が弱かったために、過剰に

調達をして、設備投資をした中小企業が多いことが問題だと

いうことを言っていた。


お金の問題は、本来最も単純なもので、入金額と支払額の

差である。

100万円入金されて、50万円支払をすると、50万円が

手元に残る。ただそれだけだったはずである。

しかし、ここには入金日と支払日という時間軸の概念が生じ、

手元に10万円しかなくて、25日に50万円支払わないと

いけないが、100万円の入金は30日なので、25日に

40万円不足してしまう。

この不足の40万円を借り入れをして、資金を円滑に回すと

いうのが普通になっているのだが、これが金融である。

本来であれば、必要な時に、必要なだけ借りて、すぐに返済

をすることで、会社に負債をできるだけ残さないように考え

るだろう。。。

しかし、暗黙の了解のもとで、この40万円が入金されると

すぐに返済をせずに、数年という長期で少しずつ金利を払い

ながら返済をするような契約で借りているのだ。。。

つまり、いつの間にか金融の仕組みに支配されてしまっていると

いうことである。

また、これだけならまだ良いが、しっかりと数字を把握せずに

売上の伸びを期待した設備投資は後々大きく苦しむことになる。

このような問題を抱える中小企業が多いのだが、経営者が経営

に集中できるようにするためにも、人材を育てる必要がある。


中小企業は、景気の波に合わせて営業・技術を任せられる人間を

育てることをやむを得ずに諦めるケースも良く見受けられる。

金融の仕組みに支配されている会社経営を片手間でできる訳が

ないはずである。

しかし、任せられる人間を育てていないばっかりに、経営者は

いつまでも経営に集中できず、営業や技術に直接的に関わり

続けなければならない企業が本当に多い。

また、経営者自体が自分や周りの手が足りないからという

ことで、人手として人材を採用しているケースもまた多い。


このこと自体が企業を弱体化しているのだということを

しっかりと認識し、次の来るべきタイミングでしっかりと

組織化できるように人を育てなければならない時期である。


現在の苦しい時期には、人材の育成や戦略的な人材の採用

ということはだんだんと後回しにされがちだが、こういう

時期だからこそ、個人に軸を作りやすく、育成しやすいと

いうことを覚えておいて頂きたい。

ヒト・モノ・カネ・情報という経営リソースを考えるとき、

基本的には卵が先か、鶏が先かの状態になり、どれも重要で

常に優先順位を迫られるようになる。

特に、カネそのものは事業を生み出すものではなく、売上や

利益を生み出すものでもない。常に、ヒトがカネを用いて、

売上、利益を生み出す事業を動かしていくのである。

ヒトのことを真剣に考え、個人力、組織力を引き出しながら

売上・利益の増大を目指さなければならないのである。


株式会社アートクロジー
代表取締役 池邉 孝

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info@art964.com


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