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「理解する」と「行動する」は別物。

マネジメントをしている人たちと会議を行なっていると、

「それは、しっかりと伝えました」

「それは、理解していると思います」

などという、非常にあいまいな答えが返ってくることがある。

確かに伝えたかもしれない。

でも、重要な目的は、「何か」を伝えることではなく、

伝えたものが「何か」を理解して、それに合わせて行動すること

であることが多い。

情報の共有化という言葉はよく使われるのだが、何のために

その情報を共有するのかということがわかっていない人が多い。

また、もしマネジメント側の人が、「何か」を伝えて、

行動させることが重要だということがわかっているにも関わらず、

伝える方法をサイボウズや回覧という安易な手法で行なっている

ケースが多々見られる。


情報のインプットは、「感覚系」で行なわれる。

見る(視覚)、聞く(聴覚)、におう(嗅覚)、ふれる(触角)、味わう(味覚)

という五感を通じて情報は脳に受け取られるのである。

なので、インプットをより鮮明にするために、視覚や触角や味覚だけに頼らずに、

音楽をかけたり、アロマを使ったりして、できるだけ五感を活用するのである。


そして、情報のアウトプットは、「運動系」で行なわれる。

言葉にして書いてみる、言葉にして話してみる、実際にやってみる・・・

という動きによって脳から出力されるのである。


この情報のインプットとアウトプットは、脳の全く別の領域で行なわれているので、

自動的にインプットしたから、アウトプットできるとは限らないのである。


マネジメント的にいうと、インプットをさせたら、アウトプットをさせる、

そのアウトプットさせたものをさらに自分でインプットさせて、またアウトプット

させる・・・という繰り返しによって、「理解する」から、「理解して行動できる」

ようになる、また行動の質が上がるのである。


昔、受験勉強や資格取得の勉強をするために、参考書などを読んで紙に書いたり、

声に出して読み上げてみたり、紙に書いて貼り出したりしていなかっただろうか。

脳科学的には、単語カードに書くというのは良いことだが、それをただ見ている

だけでは効果が薄く、単語帳を見て、単語カードに書く、単語カードを見て読む

ということを繰り返していった方が効果が高いということ。

(但し、こういう記憶力を上げるような良い方法は他にもあるが。。。)


なので、しっかりと行動をさせるために情報を伝えるような会議であれば、

情報伝達・議論・討議だけに終わらせることなく、最後に自分の言葉で話を

させる、自分の言葉で書かせる、それを他の人に伝えさせるということを

繰り返し行なうようにすることで効果が上がるのだ。

また、企画書などについても、完璧に仕上げてから上司に持ってくる、

もしくはお客様に出そうとする人が多いのですが、できれば、中途半端でも

アウトプットする。そして、アウトプットしたものを自分の中にインプット

するということを繰り返して仕上げた方がより良いものになるのである。


僕は、「仕事のサイズ」を小さくして報連相をしながら仕上げていくことで、

仕事のスピードを高めていくように話をするが、こういう仕事の仕方を繰り返し

行なっていくことで、自分でやっていく仕事の精度も高まっていくのである。


これを見てマネジメントをしている人は、「自分はどうやってるかな?」と

振り返ってみて下さい。行動につながるマネジメントをしていますか?


伝えることが重要か、伝えたことによる行動が重要か、まずはマネジメントする

人が、しっかりとそれをわかっているかどうか、それによって伝え方を変えないと

「理解する」から「理解して行動する」ということにはつながらないのである。


JUGEMテーマ:人材育成・後継者育成のヒント
 


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